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自然豊かな北海道にはラフティングに適した川が多数ありますが、効率よく旅するためにはどのエリアにそうした川が集中しているのかを知っておく必要があるでしょう。また、北海道でラフティングに適した時期などの情報も大切です。この記事ではラフティングの概要や北海道のラフティング事情、そしておすすめのエリアなどを紹介していきます。
北海道旅行・ツアー > 北海道観光コラム一覧 > 北海道旅行でラフティングを楽しもう!おすすめのエリアを紹介
2022.06.24更新
自然豊かな北海道にはラフティングに適した川が多数ありますが、効率よく旅するためにはどのエリアにそうした川が集中しているのかを知っておく必要があるでしょう。また、北海道でラフティングに適した時期などの情報も大切です。この記事ではラフティングの概要や北海道のラフティング事情、そしておすすめのエリアなどを紹介していきます。
ラフティングとは、6〜8人乗りのゴムボートに乗り、パドルを操りながら全員で協力して川を下るアクティビティのことを指します。「ラフト」と呼ばれるゴムボートがラフティングという名称の由来ですが、もともと「ラフト」には「筏(いかだ)」という意味があるのです。日本では1980年代に始まったとされる比較的新しいスポーツであり、今では人気のアクティビティとして広まっています。ラフティングは必ずしも激流を下り続けるわけではなく、流れが緩やかな場所などもあり、そうしたところでは川遊びなども楽しめるのが特徴です。
ラフティングをする場合には、事前に講習を受けたうえでライフジャケットなどを着用してツアーに参加することになるので、泳ぎが苦手な人やラフティング初心者でも安心して参加できるでしょう。
川下りアクティビティにはラフティング以外にもダッキーやカヌーなどの種類がありますが、それぞれにはどのような違いがあるのかよく分からない人もいるでしょう。たとえば、ダッキーとラフティングは「ゴムボートで川を下る」という点では同じですが、「ボートに乗る人数」と「ガイドが同乗するか否か」の点で異なるアクティビティとなっています。具体的には、ラフティングが6〜8人と大人数なのに対してダッキーは1〜2人で、ガイドも同乗しないので少人数かつ自力で川を下りたい人におすすめのアクティビティといえるでしょう。
また、カヌーとラフティングは、行われる場所や目的、ボートの種類など、多くの点で異なっています。カヌーは流れが穏やかな川や湖で行われることが多く、川下りのスリルを楽しむというよりも自然の景観を楽しむ目的で参加するものです。中には0歳から参加できるツアーもあるので、小さい子供と参加したい場合などはカヌーがおすすめといえます。
北海道でラフティングを体験したいという人も多くいるでしょう。北海道には7年連続で水質日本一に選ばれた尻別川や、一級河川の石狩川・十勝川・千歳川など、流れが速くラフティングに適した川が多くあり、ぜひ参加するのがおすすめです。気候や場所によって時期がずれることはありますが、4月上旬から6月中旬までは春ラフティングのシーズンといわれており、雪解け水の影響で河川の水量が増えて迫力のあるラフティングが楽しめるでしょう。ただし、増水量が多すぎて安全性が確保できない場合はツアーが開催されないこともあるので注意が必要です。
せっかく行ったのにラフティングができないということがないように、時期を考慮して旅行に行きましょう。特に7月上旬から10月中旬にかけての時期は水量が落ち着くので比較的穏やかに川下りが楽しめるといわれています。そのため、激しいラフティングが苦手だという人や子連れ参加の人などにおすすめの時期です。基本的には4月上旬から10月中旬までが北海道ラフティングのシーズンですが、場所によっては冬ラフティングが楽しめるところもあるので、事前にチェックすることが重要になります。
北海道旅行でラフティングにおすすめのエリアとしては、まず「富良野」が挙げられます。大雪連峰から流れてくる「空知川」や、その上流部である「シーソラプチ川」など、ラフティングに適した川が多くあるのです。原生林に囲まれた「空知川」で森の香りを吸い込んだり、透明度の高い「シーソラプチ川」の水底を見透かしたりと、神秘的な川下りが体験できるでしょう。
・「空知川」
非常に透明度が高く、箱メガネを使って川に住む日本最大の淡水魚であるイトウやウグイ、ニジマスなどが観察できるツアーがあります。
・「シーソラプチ川」
「ラフティングの聖地」といわれている「シーソラプチ川」では、落差が1m以上ある瀬が連続して現れるスリリングなコースや、高さ3mの岩から川へダイブする体験などが楽しめるでしょう。ラフティングの最中に運が良ければヒグマやエゾシカなどの動物を観察することができるのも魅力の1つです。
また、「十勝」もラフティングにおすすめのエリアとなっています。北海道の南東に位置する十勝エリアでは北海道らしい景観が広がっており、一直線に気持ちよく伸びる道路や青い池などの雄大な自然が楽しめるのが特徴です。また、十勝エリアならではの特徴として、一級河川である「十勝川」で原生林の間を抜けながらのラフティングが楽しめるという点も挙げられます。「十勝川」はシーズンを通して水量が多く、波を乗り越えていく爽快感が味わえるでしょう。
中にはラフティングで十勝川の激流を下った後にカヌーで「屈足湖(くったりこ)」をのんびりと周遊できるツアーもあり、1日かけて十勝の大自然を堪能できます。激流を下るようなラフティングに参加したいという場合は十勝エリアでのラフティングを探してみるのがおすすめです。
北海道の西部に位置する「ニセコ」はパウダースノーが降ることで有名の地域であり、年間を通じてさまざまなアウトドアスポーツが楽しめる人気の観光地です。春から夏にかけての時期には、後志(しりべし)地方最大の清流である「尻別(しりべつ)川」でラフティングが楽しめるでしょう。ラフティングコースには天然のジェットコースターのような急流ポイントや羊蹄山を臨みながらゆったりと進めるポイントがあり、ニセコの自然を思う存分満喫できるのが魅力です。激しいラフティングを楽しみたい人には水量が増す春の時期の尻別川がおすすめといえます。スリルを感じながら川を下れるでしょう。
北海道南部の「日高・えりも」エリアは「襟裳(えりも)岬」などで有名ですが、「鵡川(むかわ)」・「沙流川(さるがわ)」・「忠別川(ちゅうべつがわ)」といった個性豊かな川でのラフティングもおすすめとなっています。
・「鵡川・沙流川」
4月下旬から5月中旬頃の雪解けの時期の「鵡川」・「沙流川」では日本有数の激流ラフティングが体験でき、約2mの落差がある瀬を下ったり、荒れる波の中で岩の間をすり抜けたりとスリル満点の時間を過ごせるでしょう。このようなスリルがあるラフティングの場合、子供は少し怖がってしまうかもしれません。
・「忠別川」
一方で「忠別川」は水量が安定しているので初心者や子供でも安心してラフティングを楽しむことができます。家族みんなで楽しみたいという場合は、「忠別川」でのラフティングがおすすめです。
今回紹介したエリアをはじめとして、北海道にはラフティングが楽しめるスポットが数多くあります。これらのスポットでは、北海道ならではの雄大な自然を満喫しながらラフティングを楽しむことができるのが魅力です。数あるラフティングスポットの中で、どこを選べば良いか悩んでしまうこともあるかもしれません。そのような場合は「北海道ツアーズ」を利用するのが良いでしょう。「北海道ツアーズ」では道内全域から1泊ずつホテルが選べるプランがあるので、ラフティングスポットを巡れるようなプランで予約してみるのがおすすめです。
北海道旅行に行くときには、ぜひラフティングを体験して自然を体感してみましょう。都会ではなかなか感じられない自然の雄大さを体感できるかもしれません。