北海道旅行なら秘境をめぐろう！おすすめスポット5選！｜北海道ツアーズは格安ツアー・プランをご案内します！

おすすめの秘境1：摩周湖

摩周湖は北海道を代表する秘境であり、底まで透き通った美しい湖面が大きな特徴です。透明度に関しては日本で一番の透明度を誇っています。北海道遺産として認定されており、北海道の秘境のなかで知名度はかなり高いほうです。単純に澄んでいるだけでなく、湖面がコバルトブルーの輝きを放っているように見え、空間全体が優しい青色に包まれているように感じられることも魅力となっています。湖底の地形や水の透明度などの影響により、反射光のなかで青の占める割合が高くなるので、よく晴れた日にはそのような景観になるのです。独特の美しさから「摩周ブルー」という名前が付けられています。
湖岸沿いには展望台が3つ設置されており、それぞれから見られる光景は異なるため、時間に余裕があれば順番にすべて訪れてみると良いでしょう。このうち1つ目の展望台は人気が高く、前方に摩周岳が見えますし、レストランもあるので休憩場所としても便利です。摩周湖は霧の発生する頻度が高いことも特徴であり、幻想的な雰囲気を漂わせる演出として役に立っています。霧の状態によって湖面が見え隠れするなど、時間の経過ととも変わっていく表情を楽しめるのも大きな魅力です。

摩周湖

住所：北海道川上郡弟子屈町

アクセス：女満別空港から車で65分

おすすめの秘境2：天売島（てうりとう）

天売島は、「知る人ぞ知る」という表現がぴったりな秘境です。北海道羽幌町から27km沖合の日本海に浮かぶ島です。北海道民にもあまり知られていない島であり、ガイドブックに掲載されることも少ないため、観光客が訪れることも多くありません。そのため、観光業に力を入れている様子もなく、飲食店やお土産屋も数えるほどしかないので、一般的な観光スポットをイメージして行くと驚くことになるでしょう。だからといって、観光スポットとして滞在しにくいわけではなく、いろいろな面で有意義な時間を過ごせます。マイペースで飾らない島民たちとの出会いや触れ合いを楽しめますし、他の観光客がいないところで絶景を独り占めできるのも大きな魅力です。
島内には、絶景を見られる場所がたくさん存在します。目玉となるエリアがあるわけではなく、素朴な島だからこそ味わえる自然の美しさで行く先々が満たされているのです。そのため、気の向くまま時間の許す限り進んでみるという楽しみ方もあります。レンタカーで北海道の広大な海を見渡しながらドライブすると爽快ですし、自然の中の一本道を散歩すると緑の生命力を肌で感じられるでしょう。どこに行ってもゆったりとした空気が流れているので、日頃の喧騒を忘れてのんびりと過ごしたい人にも適しています。

おすすめの秘境3：越川橋梁

珍しい歴史を有する秘境として越川橋梁が挙げられます。根室標津駅と斜里駅をつなぐ国有鉄道根北線の橋梁として、戦時中である昭和14年に造られました。しかし、建築後に一度も列車が通ることはなく、そのまま時代に取り残されていくことになります。開通しなかった場合は撤去されるのが一般的ですが、所在地が奥地であったため、そのまま放置されることになりました。そのような背景があり、近くの国道を拡張する工事が行われるまでは、当時の外観をほぼそのまま現代に残していたのです。工事によって2個のアーチが取り壊されましたが、残りは森の中に静かにたたずんでいます。
長い歴史の流れのなかで、越川橋梁はまるで自然物であるかのように緑と調和していきました。森の中に巨大な建造物があるのにも関わらず、木々の美しさを損なわせる違和感はありません。時間をかけて調和による美しさを育んだ結果、自然と一体化した遺跡のようになっています。建築に関わった多くの人たちに思いをはせると、言葉にできないノスタルジーが胸にこみ上げてくることでしょう。暖かいシーズンに訪れるとそのような景観を楽しめますし、冬に訪れると周りの緑は枯れており、白一色の風景の中にそびえ立つ姿を鑑賞できます。

旧国鉄根北線越川橋梁

住所：北海道斜里郡斜里町字越川245-8他

アクセス：女満別空港から車で65分

おすすめの秘境4：天人峡羽衣の滝

天人峡「羽衣の滝」は北海道を代表する秘境であり、水の落ち方が一般的な滝とは異なっていて人気があります。270mもの落差の中に7段の岩肌があり、断崖から階段を下りるように流れ落ちてくるのです。一気に落ちないので落差の割に激しさがなく、しなやかさを感じさせる様子が美しいと評されることが多いです。その美しさを天女の羽衣に例えたことが名称の由来になっています。天女の舞によって美しい滝になったという伝説もあり、神秘的なムードが漂っているのも特徴的です。標高850mの場所に滝見台が設けられており、そこからは流れ落ちる7段の過程を一望できます。
滝見台までは山道を登っていくことになるので、トレッキングの用意をしていくと良いでしょう。2013年の土砂崩れによって通行止めになっていましたが、2018年に復旧工事が終わって開放されました。また、天人峡羽衣の滝の特徴として、オールシーズン流れていることが挙げられます。大きな山から雪解け水が大量に流れてくるので、冬の寒さの厳しい北海道にあるにも関わらず、一年を通して凍ることがありません。春や夏であれば滝だけでなく豊かな緑を楽しめますし、秋になると荒々しい岩々と美しい紅葉とのコントラストも堪能できるようになります。

天人峡羽衣の滝

住所：北海道上川郡美瑛町勇駒別

アクセス：旭川空港から車で40分

おすすめの秘境5：トドワラ

北海道には、海流が運んできた土砂の堆積によってできた秘境があります。その地形の中では日本最大規模を誇るのがトドワラという場所です。季節ごとにさまざまな草花が咲いたり、野鳥が青空を飛びまわったりするなど、場所によっては自然のたくましさを感じられる風景も見られます。しかし、トドワラが秘境とされている理由はそれらとは関係がなく、むしろ自然のたくましさとは正反対のものが人々を引き付けているのです。はかなくて荒廃した世界観を体験できるということで、他の秘境とは一線を画しています。
この一帯はトドマツが多く生えている原生林でしたが、異常気象や海水の浸食によって変化が止まらないのが実情です。次々とトドマツが枯れてしまい、荒涼とした雰囲気が強くなってきています。朽ち果てた残がいがたくさんあり、「この世の果て」のような光景であるということで話題になりました。残がいも風化によって減ってきているので、もっと寂しい状態になってしまう可能性があります。また、地盤沈下が年々進行していて、その影響によっても風景は着実に変化しているのです。このまま沈んでいくと、いずれなくなってしまうという話も出ており、いつまで目にすることができるのか分からない貴重なスポットとなっています。

トドワラ

住所： 野付郡別海町野付

アクセス：中標津空港から車で40分

秘境で北海道の魅力を満喫しよう！

秘境と呼ばれる場所に共通しているのは、他では味わえない感動を得られることです。北海道旅行をすると、そのような場所をたくさん訪れるチャンスに恵まれます。ただし、あまり情報が出回っていないところもあるので、出発前に十分に調べておくのが望ましいです。もちろん、北海道であれば、定番の観光スポットのなかにも魅力的な場所はたくさんあります。そのため、1回目の北海道旅行では定番の観光スポットを訪れて、2回目は秘境づくしにするというのも一つの手です。いずれにせよ、北海道を満喫したいなら、感動をたくさん経験できるようにしたいものです。多くの秘境をめぐるプランであれば、その希望を満たせる可能性が高くなるでしょう。