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国内旅行先の中でも常にトップクラスの人気を誇る北海道。雄大な自然を心ゆくまで堪能できる北海道旅行は、春もおすすめのシーズンです。北海道は本州に比べて春の訪れがゆっくりのため、本州でシーズンが終わった花も北海道では満開で、春限定のイベントもたくさんあります。この記事では、春の北海道の魅力があふれる観光スポットを5カ所紹介します。
北海道旅行・ツアー > 北海道観光コラム一覧 > 春だって北海道旅行がおすすめ!厳選観光スポットBEST5
2022.05.23更新
国内旅行先の中でも常にトップクラスの人気を誇る北海道。雄大な自然を心ゆくまで堪能できる北海道旅行は、春もおすすめのシーズンです。北海道は本州に比べて春の訪れがゆっくりのため、本州でシーズンが終わった花も北海道では満開で、春限定のイベントもたくさんあります。この記事では、春の北海道の魅力があふれる観光スポットを5カ所紹介します。
春の北海道旅行でおすすめの観光スポットの一つめはファーム富田です。北海道中央部に位置する富良野町にあるファーム富田はラベンダー畑がとても有名です。ラベンダーの季節は夏ですが、ファーム富田の広大な敷地には何種類もの花畑があり、ラベンダー以外にも季節の花が一面に植えられています。春のシーズンは、「春の彩りの畑」や「花人の畑」が特におすすめです。ポピーやビオラなど色とりどりの花を咲かせ、まるで絨毯のように美しい模様が広がっている様子は見ものです。広大な畑と畑の間には散歩道が整備されており、花畑ごとに異なる花を眺めながらゆっくりお散歩するだけでも1日が過ぎてしまいそうな、時間を忘れてのんびり歩くだけでも楽しめるおすすめのスポットです。
また、夏にかけて咲き始めるラベンダーは温室で見ることができるほか、おみやげ屋さんではたくさんのラベンダーグッズや香水が入手できます。ラベンダーのシーズンではなくても存分にラベンダーの香りを満喫することができるのでおすすめです。おみやげ屋さんではラベンダーソフトクリームやメロンソフトクリームも楽しめます。
春といえば桜ですが、北海道の芝桜も忘れてはいけない春の代名詞の花です。春の北海道旅行ならぜひ訪れてほしいのが、女満別空港から網走郡大空町のひがしもこと芝桜公園は車で約30分の距離です。広々とした丘一面に、濃い赤紫からピンク、白に近い花まで、数種類の芝桜がグラデーションになって咲き誇ります。満開となる5月の初め頃から6月にかけては、10万平方メートルもある丘が芝桜で埋まり、絨毯のように咲き乱れる様子は感動もの。小高い丘の上には展望台があり、そこから眺める北海道らしい広々とした青空とピンクの丘のコントラストは絶景です。
芝桜のシーズンには食堂やおみやげ屋さんも賑わっています。また園内を周回して高台まで登ってくれる園内遊覧車も出ているので、体力に自信のない方も安心です。日帰り温泉と無料の足湯も公園内にあるため、歩き疲れたら温泉につかってのんびりするのもおすすめ。春の北海道を代表するフォトジェニックなエリアなので、ぜひ訪れて写真に収めてみてはいかがでしょうか。
春の北海道旅行でスポーツを楽しみたいなら、ニセコでの春スキーはいかがでしょうか。ニセコは北海道有数のスキーリゾート地域として有名で、ニセコアンヌアプリには4つのスキー場があります。標高1308mに位置しているため、4月中旬でも良質な雪が残っているのです。そのため冬だけでなく春スキーもゴールデンウイーク頃まで楽しむことができます。4月のニセコは冬よりも天候がよく、視界も良好なので滑りやすいことも春スキーの人気の理由でしょう。本州ではスキーシーズンが終わってしまったあとでも楽しめるので、シーズンの滑り納めにもってこいのスポットです。
スキー場にはウェアやスキー板、グローブなどの小物のレンタルも揃っているため、日帰りで手ぶらでスキー場に行くこともできます。新千歳空港からも車で2時間くらいの距離なので、空港からスキー場に直行することも可能です。春スキーを1日楽しんだあとは、近くのニセコ温泉郷に足をのばすのもおすすめです。札幌までも約110kmの距離ですので、レンタカーを借りるなどすれば他の観光と組み合わせながらスキーも楽しむことができ、春の北海道旅行を満喫できるのではないでしょうか。
北海道で桜を楽しみたい方におすすめなのは、函館にある五稜郭公園です。特別史跡として国の指定を受けた五稜郭は、江戸時代までは蝦夷の政治の中心地となっていました。幕末の函館戦争の舞台となった地としても有名で、日本初の西洋式城塞とされ、歴史好きに人気のスポットです。城壁が星形五角形になっている外観はめずらしく、大正3年に五稜郭公園として一般公開されてからは多くの観光客で賑わっています。
大正3年に五稜郭公園として整備される際に桜が植樹されました。現在では約1600本の桜がお堀の周りを取り囲んでいます。五角形のお堀に沿って桜が咲き乱れる様子は圧巻で、函館の春の名所として有名です。花見のシーズンにはライトアップもされていて、お花見をしながらジンギスカン鍋を楽しむ地元の人たちで賑わいます。現地でジンギスカンの道具のレンタルもできるので、挑戦してみてもいいかもしれません。敷地内の五稜郭タワーに登り、ピンク色に彩られた星型のお堀を眺めるのもおすすめです。北海道の花見のシーズンは本州より遅く4月下旬ころまでその様子が楽しめるので、春の北海道旅行を検討している方は北海道のお花見も楽しんでみてはいかがでしょうか。
北海道で春限定の遊覧船クルーズといえば、釧路市にある阿寒湖の砕氷帯遊覧船クルーズがおすすめです。春の訪れとともに4月下旬の約1週間しか運航しないクルーズで、船が凍った湖面を割りながら進むダイナミックな体験ができます。目の前で氷を砕いて進んでいく様子は大迫力。一年にたった一週間だけの季節の風物詩なので、4月の下旬ごろに阿寒湖に行く方はぜひ乗ってみましょう。乗船時間は約15分なので、気軽に乗ることができそうです。
また、冬の間おやすみしていた遊覧船クルーズの初日には阿寒湖の湖水開きイベントもおこなわれます。テープカットやオープニングイベントもあり、乗客が船上から湖を開く鍵を投下する儀式は貴重な体験になりそうです。遊覧中には阿寒湖に生息する特別天然記念物のマリモの展示センターにも立ち寄ることができます。日程は毎年変わるため、阿寒湖のホームページで確認する必要がありますが、一年に一度のイベントに立ち会いたい方はぜひチェックしてみてください。
春の北海道旅行に出かける際に気になるのは、現地の気温ではないでしょうか。4月の北海道は月の平均最低気温が3.5℃。雪の日はかなり減るものの、まだ冬のような気温が続きます。しかし、4月後半になると道南地域では日中10度を超える日も増え、暖かい春の風が吹き始め、北海道の遅い春の訪れがやってくるでしょう。
とはいえ、4月中はまだ朝晩は真冬並みの冷え込みが残る日が多いため、4月の前半はコートやマフラーなどの防寒着が必要でしょう。4月の後半になればコートは必要なくなりジャケットやブルゾンなどで過ごせるようになりますが、重ね着できるものを持っていくのがおすすめです。特に道東方面は春先も肌寒い日が続く傾向にありますので、現地の気温を確認して旅行の準備をするとよいでしょう。
春の北海道は、色とりどりの花や大自然を存分に楽しむことのできる旅行におすすめの季節です。本州ではすでに終わってしまった春の花々も楽しめ、春にしか体験できない期間限定のイベントもたくさんあります。旅行には過ごしやすい季節ですが、北海道ではまだ寒い日もあるため、防寒対策を欠かさずに、広大な自然を満喫しに出かけてみてはいかがでしょうか。